2005/10/31
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膝
1.靱帯の安定性テスト
被検者 | 仰臥位で股関節屈曲45°、膝関節屈曲90° |
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検者 | 患者の膝の前でベッドに座る |
膝の関節裂隙の直下の脛骨を両手で両側からつかむ。母指を関節裂隙に沿って置く。示指はハムストリングスの腱を触診し、ハムストリングスが確実にリラックスしていることを確かめる。 | |
評価手順 | 脛骨を前方に引き出す |
テスト陽性 | 反対側の膝と比較して脛骨の前方への変位の増加、あるいは確かなエンドポイントの消失 |
臨床的意味 | ACL(前十字靭帯)の前方内側束の損傷、あるいはACLの完全断裂 |
被検者 | 仰臥位で膝を他動的に20°〜25°に屈曲させる |
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検者 | 患者の膝の前でベッドに座る |
一方の手で脛骨を脛骨粗面の高さでつかみ、他方の手で大腿骨を内側顆と外側顆の少し上の高さでつかむ | |
評価手順 | 膝を20°に屈曲させた状態で、大腿骨を後方に圧迫しながら、脛骨を前方へ引き出す |
テスト陽性 | 反対側の膝と比較して脛骨の前方への変位の増加、あるいは確かなエンドポイントの消失 |
臨床的意味 | ACL損傷 |
被検者 | 伏臥位になり、膝を他動的に30°屈曲させる |
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検者 | 患者の下腿の横に位置する |
一方の手は脛骨後方近位に置き、他方の手で前方関節裂隙を触診する | |
評価手順 | 脛骨前方変位に注意しながら、脛骨後方近位に下方への圧力を加える |
テスト陽性 | 反対側の膝と比較して、過度の脛骨の前方への変位 |
臨床的意味 | @前方引き出しテストALachmanテストBLachmanテスト変法ともに陽性⇒ACL損傷 |
@前方引き出しテスト陽性、ALachmanテスト陽性、BLachmanテスト変法陰性⇒PCL(後十字靭帯)損傷 |
被検者 | 仰臥位で股関節屈曲45°、膝関節屈曲90° |
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検者 | 患者の膝の前でベッドに座る |
脛骨を中間位で固定し、膝関節裂隙の直下の脛骨をつかみ、指を関節裂隙に沿って置く | |
評価手順 | 脛骨近位を後方に押し込む |
テスト陽性 | 反対側の膝と比較して、脛骨の後方変位の増加、あるいは確かなエンドポイントの消失 |
臨床的意味 | PCL損傷 |