2005/10/31
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手関節・手・指
1.靱帯の安定性テスト
被検者 | 座位で肘を90°に屈曲し、前腕を回内、指はリラックスさせ軽く握る |
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検者 | 検査する手関節の外側に座るあるいは立つ |
片方の手で前腕遠位部を保持し、他方の手で中手骨を横切るように手を握る | |
評価手順 | 手関節を橈屈させ外反ストレスを加える |
テスト陽性 | 反対側と比較して不安定性の増加、あるいは痛み |
臨床的意味 | 尺側側副靱帯の損傷や伸張 |
被検者 | 座位で肘を90°に屈曲し、前腕を回内、指はリラックスさせ軽く握る |
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検者 | 検査する手関節の外側に座るあるいは立つ |
片方の手で前腕遠位部を保持し、他方の手で中手骨を横切るように手を握る | |
評価手順 | 手関節を尺屈させ内反ストレスを加える |
テスト陽性 | 反対側と比較して不安定性の増加、あるいは痛み |
臨床的意味 | 橈側側副靱帯の損傷や伸張 |
被検者 | 座位で肘を90°に屈曲し、前腕を回内、指はリラックスさせ軽く握る |
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検者 | 検査する手関節の外側に座るあるいは立つ |
片方の手で橈側遠位部を保持し、他方の手で近位手根骨列を握る | |
評価手順 | 手を橈側と尺側に、また掌側と背側に滑走させ手関節に剪断力を加える |
テスト陽性 | 反対側と比較し滑走の優位な変化(増加or低下)、あるいは痛み |
臨床的意味 | 増加⇒側副靱帯・手根間靱帯の断裂や伸張、三角線維軟骨の損傷 |
低下⇒傷害・手術後の癒着、関節包の拘縮 |
被検者 | 座位あるいは立位で、検査する関節を伸展させる |
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検者 | 被検者の前に立つ |
検査する関節の近位の指節骨を固定する | |
評価手順 | 検者は検査する関節の遠位の指節骨をつかみ、関節に外反ストレスを加え、次は逆に内反ストレスを加える |
テスト陽性 | 反対側と比較して関節の間隙の増加、あるいは痛み |
臨床的意味 | 外反ストレス⇒尺側側副靱帯の損傷や伸張、内反ストレス⇒橈側側副靱帯の損傷や伸張 |
被検者 | 座位あるいは立位 |
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検者 | 被検者の前に立つ |
検者は片方の手で第1中手骨を固定し、他方の手で基節骨を固定する。 | |
評価手順 | 母指で第1手根骨をわずかに外転・伸展させて固定しながら尺側側副靱帯に外反ストレスを加える。これをいくつかの屈曲位で繰り返す |
テスト陽性 | 第1中手指節関節の尺側が反対側と比較しより大きい間隙がある、あるいは痛み |
臨床的意味 | 尺側側副靱帯の損傷や伸張 |
2.スペシャルテスト
被検者 | 立位あるいは座位 |
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検者 | 被検者の前に立つ |
評価手順 | 検者は被検者の手関節に対し屈曲方向に過度の圧迫を加え1分間その姿勢を保持する。 |
テスト陽性 | 手根管より遠位の正中神経の支配領域にヒリヒリ刺す痛み |
臨床的意味 | 正中神経の圧迫 |
被検者 | 座位あるいは立位 |
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検者 | 被検者の前に立つ |
評価手順 | 被検者は母指を手の中にしまい込み、拳を作り、そのまま手関節を尺屈する |
テスト陽性 | 茎状突起部あたりと短母指伸筋腱と長母指外転筋腱に沿って痛みが増加 |
臨床的意味 | ドケルバン腱鞘炎(偽陽性の結果となることも多いので確定テストではない) |