2005/10/27
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肘
1.靱帯の安定性テスト
被検者 | 立位か座位で肘を25°に屈曲する |
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検者 | 検査する関節の外側に立つ |
片方の手で肘の外側を保持し、肘関節の後方から指を回して内側関節裂隙を触る。他方の手は前腕遠位部を固定する | |
評価手順 | 肘をいろいろな角度の屈曲させながら関節に外反力を加える |
テスト陽性 | 反対側と比較して不安定性の増加、あるいは痛み |
臨床的意味 | 尺側側副靱帯の損傷(特に前斜線維部)、不安定性は骨端損傷も疑う |
被検者 | 立位か座位で肘を25°に屈曲する |
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検者 | 検査する関節の内側に立つ |
片方の手で肘の内側を保持し、肘関節の後方から指を回して内側関節裂隙を触る。他方の手は前腕遠位部を固定する | |
評価手順 | 肘をいろいろな角度の屈曲させながら関節に内反力を加える |
テスト陽性 | 反対側と比較して不安定性の増加、あるいは痛み |
臨床的意味 | 中度の不安定性:橈側側副靱帯の損傷、高度の不安定性:輪状靱帯・副外側側副靱帯の損傷(橈骨が尺骨から偏位)、不安定性は骨端損傷も疑う |
2.スペシャルテスト
被検者 | 仰臥位で肩と肘を90°に屈曲し、前腕を完全に回外する |
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検者 | 被検者の頭側に立つ |
片方の手で前腕近位部をつかみ、他方の手は手首をつかむ | |
評価手順 | 外反ストレスと軸圧を加えながら肘を伸展していく。続いて肘を屈曲に戻していく。前腕は完全な回外を保つ |
テスト陽性 | 肘が伸展するときに亜脱臼、屈曲するときに整復するのが感じられる |
臨床的意味 | 慢性肘関節不安定性 |
被検者 | ベットに足を垂らして座り、テストする肘を90°に屈曲し、前腕を回内、指を屈曲させ握りこぶしをつくる |
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検者 | 被検者の側方に立つ |
手首と手の背面に検者の手を置く | |
評価手順 | 被検者に手関節を伸展してもらい検者は手関節の伸展に抵抗を加え、一方で外側上顆と手関節伸筋群の共通付着部を触診する |
テスト陽性 | 外側上顆に痛み |
臨床的意味 | 外側上顆炎 |
被検者 | ベットに足を垂らして座り、テストする肘を90°に屈曲し、前腕を回内、指を屈曲させ握りこぶしをつくる |
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検者 | 被検者の側方に立つ |
手首と手の背面に検者の手を置く | |
評価手順 | 被検者に前腕を回外してもらい検者は前腕の回外に抵抗を加え、一方で外側上顆と手関節伸筋群の共通付着部を触診する |
テスト陽性 | 外側上顆に痛み |
臨床的意味 | 外側上顆炎 |
被検者 | ベットに足を垂らして座り、テストをする肘を伸展し、前腕を回外、指を屈曲させ握りこぶしをつくる |
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検者 | 被検者の側方に立つ |
手首と手の掌面に検者の手を置く | |
評価手順 | 被検者に手関節を掌屈してもらい検者は手関節の掌屈に抵抗を加え、一方で内側上顆と手関節屈筋群の共通付着部を触診する |
テスト陽性 | 内側上顆に痛み |
臨床的意味 | 内側上顆炎 |
3.神経障害テスト
被検者 | ベットに足を垂らして座る |
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検者 | 特になし |
評価手順 | 被検者に肘を完全屈曲してもらい数分間保持させる |
テスト陽性 | 前腕・手内側部の知覚障害が現れる |
臨床的意味 | 肘部管症候群(尺骨神経圧迫) |
被検者 | ベットに足を垂らして座る |
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検者 | 特になし |
評価手順 | 被検者に母指と示指で輪っかをつくってもらう(ピンチ動作) |
テスト陽性 | 指尖ではなく、指腹でのピンチしか出来ない |
臨床的意味 | 前骨間神経障害、または円回内筋による絞扼 |